画像 痛風と高尿酸血症




 痛風のニュース -1- 「20代〜30代でも増加」

ニュースNo.1(20代〜30代でも増加) →大文字版
ニュースNo.2(夏に多い結石・痛風)
ニュースNo.3(痛風の専門外来病院例) →大文字版
ニュースNo.4(女性にも増えた痛風)

20歳から30歳代で、中高年の病気といわれてきた痛風に見舞われる人が増えている。
20歳から30歳代で、中高年の病気といわれてきた痛風に見舞われる人が増えている。カロリー過多で栄養バランスを欠いた食生活が原因とされる。四十代以降を含めた患者数も年々増え続けており、ストレスやメタボリック症候群が症状を悪化させるとの見方も出てきた。 都内の弁護士事務所に勤務するHさん(39歳、男性)は昨年八月のある朝、足の親指に突然、激しい痛みを覚えた。靴が履けないほど腫れ上がっていた。すぐに病院に駆け込み、痛風と診断された。尿酸値に注意。 医師からは炎症と痛みを抑える消炎鎮痛剤を処方され、飲酒と食事の量を減らすよう指示された。ニカ月ほどで完全に腫れと痛みが引き、現在は血液中の尿酸値を下げる薬を服用し、治療を続けている。Hさんはいわゆる小太り体形でお酒をよく飲み、血液中の尿酸値が高い。痛風にかかりやすい状態だった。痛風の激しい痛みは血液中の尿酸が関節などにたまって結晶になり、それを白血球が攻撃したときに起こるとされる。血液中の尿酸濃度が高い高尿酸血症が続くと、痛風になる可能性が高まる。血液中の尿酸が増える主な原因は「メタボリック症候群の原因とされる内臓脂肪型肥満などで尿酸か作られやすい状態になっている」「尿酸を排せつする仕組みがうまく機能していない」の二つだ。尿酸は細胞内のプリン体が分解されるときにできる。内臓脂肪が増えると多く作られるようになる。プリン体を多く含むアルコールや肉を多量摂取しても増える。痛風は昔から高たんぱく高カロリーの食事が原因とされ「ぜいたく病」といわれていた。ニュートンやナポレオンなど歴史上の人物が痛風にかかっていたという記録もある。野菜や魚中心の食生活をしてきた日本人は戦前まではほとんどかかる人はいなかったが、戦後、食生活の欧米化に伴って患者数は増えた。東京医科大学の小田原雅人・主任教授は「以前は四十代、五十代の男性が中心だったが、最近は二十代後半から三十代の患者も多い」と指摘する。厚生労働省の調査によると三十四歳以下の患者数は二万九千人(2004年)で、1998年より一万二千人増えた。女性は痛風にかかりにくいが、閉経後に女性ホルモンの分泌がなくなったり、肥満や飲酒がひどかったりすると若くてもかかることがある。急激な運動は禁物。ストレスと痛風の関連も指摘されている。東京女子医科大学付属膠原(こうげん)病リウマチ痛風センターの山中寿教授は「よく働き、人を引っ張っていく活発な行動パターンを持つ人に痛風は多い」と語る。ストレスを発散するための飲酒や食事が悪影響を与えているともいわれ、「飲食以外のストレス発散法を持っておくことが大切」(山中教授)。体を動かすのが効果的だが、急激な運動は尿酸を一時的に増やす。ウォーキングなどの有酸素運動が好ましい。痛風予防には、健康診断の血液検査でわかる尿酸値に気を配ること。血液1dl当たり7mgが「黄信号」でこれを超えると食事などの生活スタイルを見直そう。8〜9mgになると一度医師に相談した方がよい。
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